リフォームの様子

愛媛県松山市 K 様邸 愛媛県松山市 K 様邸 【リフォーム工事】 ・車椅子での生活が可能なバリアフリー化 ◎在来工法 木造2階建住宅

リフォームの様子 ■  【廊下】リフォームの様子

16年前にも増築とリフォームを行ったそうですが、この度、ご家族の方が車椅子を使うことになり、バリアフリーへのリフォームを行うことになりました。

当初、廊下から各部屋に入る敷居の段差が4cmもあり、誰かの助けがなければ部屋の出入りができない状態でした。
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■  【トイレ】リフォーム前の様子 Re_11_01_02.jpg リフォーム前のトイレでは、大きくつの問題を抱えていました。 《1》便器の高さが、車椅子の乗り降りの動作に最適な高さに対して10cmほどく、毎回大変なご苦労をされて乗り降りされていた。 《2》既に手摺が設置されていたが、壁が石膏ボード張りのため、固定用ビスが24本中8本しか締まっていない状態で、その8本も締まり方が完全なものではなく険な状態だった。また、車椅子から手摺までの距離がく、非常に使い勝手の悪いものであった。
■  床下点検の様子 Re_11_01_03.jpg 現在の石膏ボードを利用した壁の施工方法では、そもそも強度が必要な手摺などを取り付けることは構造上難しいのです。 最初からボードの取り付け前に下地を入れてやれば強度確保は可能ですが、これがない場合は、らかな石膏ボードに直接取り付けるということになります。
施工が簡単で低予算な石膏ボードですが、手間を惜しみ、下地無しのボード直張りの施工方法ですと、手摺などを取り付ける際には大きな障害となります。
高齢化社会になり、ムク材などの木の家が見直されてきている背景には、こうした切実な理由も存在しているのでしょう。

■ 仕上がりの様子 Re_11_01_04.jpg 車椅子と便座を移動する動作で身体に無理な負担が掛からないように、「車椅子の座面」と「便座の高さ」が同じになるように、便器の下を嵩上げしています。 毎日何回も利用するトイレ。
わずか10cmの高さの違いが、車椅子を利用する方にとっては大きな苦痛であり、大変な苦労なのです。
こうした生活の中の小さなひとつひとつの積み重ねが、毎日の暮らしを“より快適なものにする”のか、“不便で憂鬱なものにする”のかの大きな分かれ道だと、改めて痛感させられます。

■  トイレに手摺をつけた様子 今回のリフォームで、従来の問題点を解決するために、実際に車椅子に乗っていただいて、楽に手を伸ばして届く状態を色々と検証した結果、写真のような手摺位置となりました。 設置方法も、床に取り付けることで、強度耐久性・実用性を両立させています。
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■  廊下の仕上り 車椅子適応のフローリング張りに仕上げました。
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シート張り仕上げのため、少し滑る感じがするのですが、車椅子を長い間使っても傷みにくいのが特徴です。
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■  敷居に段差がなくなった様子 廊下から各部屋に入る敷居にあった4cmの段差も無くなり、誰かの助けがなくても、部屋への出入りがお一人だけでできるようになりました。 Re_11_01_08.jpg

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