台所

愛媛県新居浜市 D様邸 愛媛県新居浜市 D様邸 【リフォーム工事】 ・ホール、廊下、台所、洋間8畳2部屋、洗面、脱衣所の床板張り替え
・和室6畳を板の間に変更 ほか
◎築30数年 在来工法 木造平屋建 建売住宅
◎築10数年で中古購入。購入時に玄関、浴室の配置替え等の大規模なリフォームを行ってから、20年の間に3度のリフォームを行われたそうです。
◎今回、台風15号で河川の水門ポンプの故障により床上浸水の被害に遭われ、4度目のリフォームを行うことになりました。


台所 【リフォーム前の様子】 7年前のリフォーム時に床が少しボコボコしていたので床材を張り替えたそうです。しかし、当初からの床材の上に重ね張りをするという、業者に都合のいい方法で仕事がされていました。
今回の水害で浸水し、30数年を経過した当初の床材が、再びボコボコと膨らんであと何年持つか判らないという状態でした。
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【リフォームの様子】 ■ 床板を撤去した様子 床下には、新築当時の木の切れ端やゴミ等に加え、20年前にリフォームした時の水道管や基礎のハツリカスなどのゴミが散在していました。
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■ 床下の様子 台風による床上浸水被害の後、縁の下の換気口から水が掃き出されたため、換気口付近の床下には、残された木切れがたくさん集まっていました。
その木切れは全て白蟻に食べられていました。
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■  床下の手入れの様子 床下をきれいに清掃し、木切れや基礎のハツリカスなどのゴミを全て片付けています。
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■ 白蟻に食われた木切れの様子 30数年もの長い間、床下に放置されていた木切れたち。 白蟻に食べられているのがよくわかります。
“行き当たりばったり”の仕事で、“家を長持ちさせる”という気持ちが感じられない納め方です。
根太を受けている突っ張りが白蟻に食べられてしまい、床がかなり下がっています。
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7年前のリフォーム時には、床が下がったままの状態で放置し、壁と天井のみを直したようです。
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通常は「掛け」を使用して基礎に固定し、土台より下には木材を使わないようにします。納め方が悪く木材を使う場合には、基礎(コンクリート)より1cm以上離して空間を作り、防腐剤処理をしてから用いるのが基本です。(床材を支える束石を置き、その上に束を使いますが、四面が空気に触れているため、防腐剤処理をして長持ちさせるのです。)

コンクリートに密着した部分に白蟻の被害が出ています。
白蟻はかすかな光にも弱く、湿気を好むため、コンクリートに密着している部分によく発生します。

やはり白蟻を防ぐには、土台より下には木材をなるべく使わず、やむを得ず使う場合は1cm以上基礎から離し、防腐剤処理をするのが原則です。
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「根太」の突っ張りを伝って白蟻が上に上がり、「掛け」も食べられていました。
掛けの真ん中には「束石」も無く、木の切れ端で簡単な突っ張りをしていたのですが、何の役にも立っておらず、床板を外したら上に上がれない状態でした。
前回のリフォームの時には、既に今の状態になっていたのだと思います。
少しギシギシしていたのを施主様が気づかれ、業者がその場しのぎの対処をしたのだと思います。
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■ 白蟻に食べられた木材 Re_04_01_14.jpg

20年前の購入時に少し間取りが悪かったため、家を建てたハウスメーカーに依頼して、リフォームを行ったそうです。 その後、2度目と3度目のリフォームの時には、それぞれ別々の業者に頼まれたそうです。 今回4度目のリフォームに際し、ご近所で仕事をしていたというご縁で、正岡の仕事を見て声をかけて頂きました。

施主様のお宅を拝見するにつけ、新築時も3度のリフォームも、全て業者に都合の良い仕事がされており、家を長持ちさせるという気持ちは微塵も感じられず、やりっぱなしといった感じの仕事に、同業者として虚しさ腹立たしさを感じました。

皆様も、特に、を張り替える場合は、少し手間が掛かっても床板を除けて、各場所の点検を必ずしてください。簡単な方法でその場しのぎの取り繕いの仕事をしていれば、後で気が付いたときには被害もきくなり、場合によっては直せない場所まで被害が及ぶ可能性が出てきます

■  下地材の打ち替えの様子 白蟻の被害に遭った材木を除け、新しい下地材に入れ替えました。 湿気にも強い桧のムク材を使用しています。
コンクリートに密着する部分には、取り付け前に防腐剤処理をします。下に水道管がありますが、絶対に防腐剤が付かないように細心の注意をはらって作業をします。(水道管の材質は防腐剤に弱く溶けやすいので、腐食すると水の圧力により弱くなり、数年で水漏れの原因になります)
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■ 下地材の入れ替えの様子 基礎にある段差を利用して防腐剤処理をし、突っ張りを行います。
工事が終われば白蟻駆除を行うので、ここでは基礎に密着する部分にだけ防腐剤処理をします。
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その場の状況を見て利用できるものは使えるように工夫をし、“最低限度の材料で何十年でも持たす”という気持ちを込めて作業を行います。

■ 仕上材を張る前の様子 Re_04_01_17.jpg
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悪いところを直して、床下の掃除も入念に行います。
■  仕上材を張っていく様子 Re_04_01_19.jpg

廊下と台所に段差があったのですが、今回のリフォームで敷居を撤去し、段差を無くすために嵩上げをしています。

根太が逆方向で割りも悪かったので、耐水合板で下地を直し、バリアフリーに仕上げていきます。
■ 仕上がりの様子 床下に収納庫が付いていたのですが、あまり設置場所を考えずに取り付けられていたため、テーブルの脚の下になって物を取る度にテーブルと椅子を動かさなければならず、大変不便さを感じておられたようです。
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今回のリフォームで少し位置をずらしてスムーズに使えるようにしました。
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■ メーカー製の流し台 鉄板ホーロー仕上げのため、20年間使用しているにも関わらず、裏側にも錆ひとつありません。
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まだまだ何年も使用できます。
■  流し台の嵩上げ 今では使う人の身長に合わせて流し台の高さを1cm刻みで調整できるようになっていますが、20年前には固定式の規格品しかなく、リフォームされた時に流し台の高さを身長に合うように嵩上げして使いやすくされたそうです。
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